よくあるお悩み
投球障害

症状
投球障害は、野球やソフトボールなどでの投球動作によって引き起こされる肩や肘の痛みや機能障害のことを指します。
• 肩の痛み:特に投球時のトップポジション(腕を引き上げた時)やフォロースルー(投げ終わり)の動作で痛みを感じる。
• 肘の内側の痛み:肘の内側(内側上顆)に鋭い痛みが生じ、悪化すると握力や投球速度の低下につながる。
• 違和感や動きの制限:腕を上げたり、投げる動作をする際に引っかかる感じや違和感を覚える。
• 筋力低下:肩や腕の筋力が低下し、投球フォームが不安定に。
• 疲労感の蓄積:投球後に疲労感が強く残り、回復が遅れる。
• 投球速度の低下:痛みや筋力低下により、ボールの速度やコントロールが悪くなる。
原因
投球障害は、成長期の骨や筋肉、靭帯に過剰な負担がかかることで起こります。
1. 投球フォームの問題
→ 肩や肘に無理な負担がかかるフォーム(過度な肩の開き、肘が下がる動作など)が原因になります。
2. 過度な投球回数や休養不足
→ 1日の投球数や連投が多い、または休養日が不足している場合、筋肉や関節に疲労が蓄積してしまいます。
3. 成長期特有の身体の変化
→ 成長期にある子どもは、骨や靭帯が未成熟なため、繰り返しの負荷に対して耐久性が低いです。
4. 筋力と柔軟性のアンバランス
→ 肩や肩甲骨、体幹の筋力が不足していたり、柔軟性が低いと、投球時に特定の部位に負担が集中してしまいます。
5. ウォーミングアップやクールダウン不足
→ 投球前後の準備運動やストレッチが不十分だと、筋肉や関節が硬い状態で負荷がかかります。
6. 練習環境の問題
→ 硬い地面や低品質のボール、グローブなど、練習環境が身体に負担をかける場合があります。
7. 投球過多による疲労骨折や炎症
→ 繰り返しの投球動作が原因で、肩や肘の骨、靭帯、軟骨に炎症や疲労骨折が生じることがあります。(例:離断性骨軟骨炎や上腕骨小頭の障害)
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